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この人に聞きたい 「美しい肌を守るための『3つのしないこと』」 内科・皮膚科医 友利新さん

今回は内科・皮膚科医で、3児の母でもいらっしゃる友利新先生にお話を伺いました。仕事や家事、育児で忙しい中、誰にでもできるスキンケアのポイントについて教えていただきました。「大切なものだけを丁寧にやっていく」という姿勢がとても印象的でした。


友利新さん

医師を目指す

私が医師を志した理由の一つに、2人の叔父が医師だったことがあります。会ったことはないのですが話を伝え聞いていたので、医師というのは比較的近い存在だったと思います。

最も大きなきっかけは、私自身が思春期に子宮内膜症という病気を患ったことです。治療の際に「薬の副作用で少し太るかもしれませんよ」と言われたのですが、実際3か月で10kg以上体重が増えて、顔はニキビだらけになり朝目覚めると枕に血がついていることもありました。

「放置すると将来妊娠できないかもしれない」とも言われましたが、中学3年生の私にとって体重とニキビは生死に関わるほどの大きな問題でした。このことで医療に対して不信感が生まれたのですが、その後一人の女医さんが私の皮膚や体重のことを聞き励まして完治へ導いてくれました。

医師は病気を治すだけでなく、元気づけて健康にしたり美しくしたりするのも仕事だと感じ、私も患者さんの話をよくしっかり聞いてしっかりと診る医師になりたいと思いました。

外から内へのアプローチ

医師になった私は内科医として生活習慣病を扱う糖尿病センターに勤務しました。糖尿病は湿疹をはじめとした皮膚疾患が起こりやすいという特徴があります。患者さんに「血糖値を管理してください」と言ってもなかなか実行してもらうのは難しいのですが、湿疹が現れるとみなさん血糖値の管理を頑張るんです。

体を内側からきれいにすることも大切ですが、外側をきれいにしようとすると自然と内側もきれいになってきます。1万円のクリームを使ってスキンケアをしていると、タバコを吸ったりコンビニ弁当ばかり食べたりしないで、せっかくだから健康によさそうな野菜を食べようかな、という気持ちになると思うんですよね。

「皮膚をきれいにしたいから健康でいよう」そして「健康だから皮膚もきれいになる」ということだと思います。そういうアプローチの仕方も大事だと思ったので皮膚科に転化して、今は皮膚科と内科の診察をしています...

...続きは遊和39号でご覧ください。

友利新さん

PROFILE

友利 新(ともり あらた)

沖縄県宮古島出身。東京女子医科大学卒業。同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。現 在、都内のクリニックに勤務する傍ら、医師という立場から美容と健康を医療として追求し、 美しく生きるための啓蒙活動を雑誌・テレビなどで幅広く展開。書籍の執筆や講演会なども多数行う。近著に『やめる美容』(光文社)がある。
2004年第36回ミス日本コンテストで準ミス日本に選出。2016年第9回ベストマザー賞(経済部門)受賞。
初代子育て応援・ママ応援大使に着任。
2019年宮古島大使に着任。3児の母。
ブログ https://ameblo.jp/arata1107/
公式YouTubeチャンネル【友利新/医師「内科・皮膚科」】
https://www.youtube.com/channel/UCS02b3Y9RCzsT2k4no6LN-g

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