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骨と血管の関係

人体を構成する組織は、互いに連携しながら機能しています。今回は骨と血管の関係を解説します。

体を支える骨と血管

体を支える骨と血管

私たちの体には206個の骨があり、体を支える役目や臓器を守る働きをしています。

血管は全身に張りめぐらされていて、すべてをつなぐとその長さは地球2周半にもなります。血管では赤血球が酸素を運び、血液中の水分(血しょう)が栄養を運んでいます。

体のすみずみまで存在する骨と血管には、「二人三脚」と言われるほどの深い関係があります。

たとえば、夏は発汗で血液の水分が奪われます。血液量が減りすぎると血栓がつくられやすくなるので、腎臓は尿量を減らして血液量を維持しようと働きます。冬は夏に比べて汗をかく量が少ないので、腎臓は尿量を増やすことで血液量を調節しています。

私たちの生命に重要な血液循環は血液を全身に送り出す心臓と、血液をろ過して尿をつくる腎臓の働きによって支えられているのです。

近年では心臓のポンプ機能が低下して起こる心不全や、腎臓のろ過機能が半分以下になる慢性腎臓病の人が増えています。

骨には血流が大切

骨はカルシウムの塊のように思えますが、実はたくさんの毛細血管が存在し骨折すると骨からも出血します。

夜の睡眠中に行われる新陳代謝によって古い骨を壊す破骨細胞と新たな骨をつくる骨芽細胞が、血液から栄養を受け取り新しい骨をつくっています。

骨折したときは患部へ影響のない部位を積極的に動かして血流を促すと、骨の回復が早くなるとされています。血流は丈夫な骨づくりにとても重要なのです。

...続きは遊和49号でご覧ください。

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