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気になる免疫とウイルスの事。

ウイルスの増殖         

ウイルス感染の特徴

これまで何度もウイルスと闘ってきた人類は、新たに新型コロナウイルスと闘うこととなりました。

感染症の原因となる病原体には細菌やカビなどもありますが、ウイルスはほかの病原体と異なって自力では増殖できず、別の生物に感染してその細胞内で増殖するという特徴があります。ウイルスに感染した細胞は正常には働けなくなり、その数は時間が経つにつれて増加していきます。

細胞を傷つけずウイルスだけを攻撃する治療薬の開発は難しく、抗ウイルス薬はわずかしかありません。そのため、ウイルスに感染してから健康な状態へ戻るには、免疫細胞の白血球がウイルスに感染した細胞を処理するしか方法がないのです。体への影響を最小限に抑えるためにも、免疫系をしっかり働かせる必要があります。

免疫系の働きと発熱

体に備わっている免疫系の働きは、体内に侵入した異物を排除することです。その働きは二段階に分かれていて、異物の種類に関係なくすぐに反応する「自然免疫」と、自然免疫から情報を受けて抗体をつくったり異物を見極めてから攻撃したりする「獲得免疫」があります。

かぜやインフルエンザにかかると発熱の症状が現れるのは、体温を上げることでウイルスや細菌を弱らせるためです。それだけでなく、発熱には自然免疫の攻撃や獲得免疫による抗体づくりを促す効果もあります。

抗体がつくられるとウイルスを一網打尽にできるので、発熱の必要がなくなり熱は下がっていきます。かぜの発熱が長くても3日ほどで治まるのは、その期間で抗体ができあがるからです。そのため、4日以上発熱が続く場合は単なるかぜではなく、手強いウイルスによるものか二次的な肺炎や心筋炎、自己免疫疾患などの病気を発症している可能性があります...

...続きは遊和39号でご覧ください。

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