なごやかに すこやかに 遊和 yuwa 体の健康は「置き薬で」 心の健康は「遊和」で・・・

気になる関節の事。

人間の関節可動域

自由自在は関節のおかげ

私たちが体を自在に動かせるのは、骨と骨をつなぐ関節のおかげです。人間の体にはたくさんの関節があり、そのうち肩やひじ、ひざなどの動かせる関節は、縦・横・回転の3つの動きができます。このおかげで腕をグルグル回したり、フラダンスのような柔らかな腰の動きができたりするのです。

また、関節はたんぱく質の一種であるコラーゲンで構成された軟骨に包まれています。適度に柔らかく水分を含んだ軟骨によって柔軟性が生じ、力が分散されることで体が支えられてうまく動かすことができるのです。

関節は適度に使う

軟骨には、骨とは違って神経が通っていません。そのため、少しくらい摩耗しても痛みは起こらない構造になっています。しかし、摩耗した軟骨の破片が関節内で増えると、関節を包む膜が傷ついて炎症が起こり、痛みが出てきます。

機械やおもちゃは本体よりも接合部分から壊れていきます。人間も同様で、最も傷みやすいのが関節です。そんな関節を長持ちさせるには、適度にうまく使うことが大切です。

関節は激しいスポーツや肥満などで負荷がかかると摩耗しますが、反対に関節を動かさないでいても、動かせる範囲(可動域)が狭くなって傷みやすくなります。

そのため、中年以降に増えてくるひざ痛や腰痛、五十肩などは、あまり体を動かさない人に起こりやすい傾向があります。痛みが強い場合は安静が必要ですが、普段は適度に動かす方がよいとされています。

近年では、ひざの柔軟性を保つのに短時間の正座がよいとすすめられています。ひざへの負担が気になる人は、ひざの下に座布団などを差し込むとよいでしょう…

...続きは遊和25号でご覧ください。

ページトップへ