「どう見てもらいたいのか」を表現する
先だって行われた衆議院選挙を見ていて、昔の選挙とはずいぶん変わってきたなと感じました。
今回も多くの女性候補者が出馬されましたが、最近の選挙では候補者の方々が自分の「印象」について
とてもよく研究なさっているのです。
選挙の場合、プロのスタイリストに任せている場合もありますが、ご自分の考えや人間性などを
きちんと理解してコーディネートしてもらえているかどうかが大切です。
ご自分が有権者から「どう見てもらいたいのか」をしっかり表現できず、一方的に「どう見せたいのか」だけで
主張すると失敗してしまうことが多いように思います。
若いときは自分を強く押し出してもかまいませんが、齢を重ねると、周りとの協調や、
周りから受け入れられようとする柔軟な姿勢が大切です。
今回の選挙でも、そういうことを解って自分のイメージを上手に表現できた方が好結果を 得ていたのではないでしょうか。
知的なお洒落をめざすために…
私はいつも「第一印象はわずか10秒で決まる」とお話ししています。
まずは顔や髪型を見て「お幾つかしら?」と年齢が気になり、その次は着ている服の色や柄や形などが気になります。
服を選ぶときには自分自身の好き嫌いだけでなく、相手から自分をどう見てもらい、
どういう印象をもってもらいたいのかを表現できる選択力を身につけたいものです。
そのためには、前号でご紹介した『明日なろチェック』などを使って分析し、改めてご自分を知ることから
始めるといいですね。
そうすることによって、薄っぺらでない知的なお洒落が実践できるのです。
たとえば、相手にロマンチックな印象を感じてもらいたい……
そのために効果的なのは小さな花柄です。しかし、スマートな方ならいいのですが、
ふくよかな方が均一な小花柄をお召しになると、さらに膨張して見えてしまう。
ふくよかな方は同じ花柄でも大小の花が混じっているほうがスッキリ見えます。
「線」にもいろいろあります。
まずは直線と曲線、太い線と細い線、縦の線・横の線・斜めの線、
規則的な線と不規則な線、交差する線と平行な線……などなど。
それぞれの「線」から受ける視覚的効果や印象がすべてにあるのですが、理屈で覚えようとすると大変なので、
それぞれを見てご自分がどういう印象を得るかを実験なさるといいと思います。
鳩山首相の奥様が、首相のスタイリスト役を務めておられるように、たとえばご主人のネクタイの柄や色などに 改めて興味をお持ちになるのも、奥様ご自身のよいファッショントレーニングになるはずです。






