ペナルティー付き「メタボ検診」は必要か?
メタボリックは「病気」というより、体脂肪や高脂血症、高血圧、高血糖によって血液がドロドロする「症状」です。動脈硬化のリスクが3倍~5倍と高まるメタボを、国をあげて予防しましょうという取り組み。これは私も賛成です。しかし、国民が必要性を感じとれていない温度差から、色々な問題も生じています。
「メタボ検診」は確かに必要だと思いますが、ペナルティー付きの現在の行政指導法に対しては、正直なところ疑問を感じています。
「メタボ検診」で生活習慣病は減る?
実際、脳梗塞で亡くなる人が例年数名いたある市では、栄養指導をする栄養士が市民の腹囲を測り、目標値を設定して運動を含めた指導をすることで0人にまで下がりました。これがきっかけとなり、今も全市で取り組んでいるようです。こういう成功例を見ると、予防という意味では効果があると言えるでしょう。
「メタボ検診」で生活習慣病は減ると思います。ただ残念なことに啓蒙がよくされていません。好きでやるわけではないので、生活指導でご飯の量を減らされると、楽しみがなくなる人がいます。食欲をコントロールすることは大切ですが、楽しみながら続けられるようにすることが大事です。そのためにももっと啓蒙されるべき。医療システムだけを云々ということが今後も続くのであれば、破綻するのではないでしょうか。
高麗人蔘エキスによる実験で、体重、内臓脂肪等が減少!
昔から高麗人蔘は冷え性を改善するといわれてきました。そのメカニズムは、まずは代謝を上げ、抹消血管を拡張して血流をよくすることです。そのことが結果的にメタボリックにも効果があったということです。高麗人蔘が文献やデータから「糖尿病によい」、「中性脂肪を下げる」といわれてきたことが、今回メタボリックという新しい切り口で確認されたわけです。
肥満改善の理由は、高麗人蔘で代謝がアップしたことや、疲れがとれて普段以上に運動することができた結果かもしれませんが、メタボ関係の数値(体重、脂肪率、内臓脂肪面積や腹囲など)に有意な結果が出たので、信頼性が高いと思われます。
5年前のドレスを着たいならメタボサプリですが…
メタボ対策用ダイエットサプリは、数週間で変化が現れるかもしれません。しかし、高麗人蔘では2?3ヶ月かかります。高麗人蔘はダイエット目的でなく、体質改善のために飲むものです。役割が違うのです。ひと月後に5年前のドレスを着るためなら、糖の吸収を抑えるような「メタボサプリ」。しかし、それで体質を改善できるかというと、冷え性の人は冷え性のまま変わらないはずです。健康的な体質改善が目的ならば、私は高麗人蔘を選ぶでしょう。
予防のためのサプリメント。見える形でその効果を伝えたい
薬とサプリメントの役割で最も違うのは、主に治療の目的で使うのが薬で、主に予防の目的で使うのがサプリメントです。ただし、サプリメントを飲みながら、それが予防に役立っているかどうかの確認はなかなかできません。私は、それがサプリメントの抱える課題ではないかと思っています。
いずれ、予防目的で高麗人蔘を飲みながら、体質改善されていることを数値化して確認できるようにしたいと考えています。
Profile
長谷川秀夫
1988年 京都大学大学院修了
1992年 製薬会社を退社、その後広島大学医学部に2年間、富山医科薬科大学和漢薬研究所に5年間内地留学
2002年 社団法人首都圏産業活性化協会コーディネータ、独立行政法人理化学研究所客員研究員
2005年 日本サプリメント臨床研究会代表理事に就任。薬学博士









