自律神経

気になる自律神経のこと。

文章 高木昌信
健康管理士

体の調節能力こそ健康の要

年齢と共に病気が増えるのは何故でしょうか。
加齢で「減る」「増える」「衰える」ものがあるからです。
《減る》のは、うるおい成分や善玉菌など。 山芋やモズク、納豆など、ネバネバした食品や発酵したものが 高齢者に好まれるのは、うるおいや善玉菌の補給に役立つからでしょう。

加齢で《増える》のは老廃物。ですから、中年からは入れるより出すこと(デトックス)が健康法として啓蒙されてきました。
老廃物は便や尿だけでなく、汗や息からも出ます。
汗を気持ちよくかき、呼吸も意識してゆっくり・たくさん息を吐き出すことが重要となります。

さらに、年を経ると《衰える》ところが多くなります。中でも環境に対する調節能力です。暑さ、寒さに弱くなる、また、 夜になっても眠れなくなり、夜間の尿の回数が増してきます。
調節能力の衰えは免疫力の低下につながりますが、身体の調節能力は若い世代でも乱れています。
冷暖房や夜更かしの習慣、つまり季節や時間を無視した生活が、調節機能を衰退させています。そのためか、日中でも36℃以上の 体温を維持できない若者が異常に増えています。この能力を調節しているのが自律神経なのです。

雨の日に休みたいのはなぜ?

身体の調節は、2つの自律神経が中心です。体を活動モードにする交感神経、休息モードにする副交感神経が交互に 連携しながら働き、環境に身体がうまく適応するように働いています。特に内臓や血管などは自律神経で支配されています。

晴れて涼しい日は体を動かしたくなるのは、光や気温で交感神経が刺激されるからです。心臓や呼吸が亢進し、血圧が上がって、 運動モードの体調となります。逆に夜になると、副交感神経がお休みモードに転換します。
1日曇りや雨の日は休息していたいのは、暗さや低気圧で副交感神経が刺激されるからです。

からだのことから バックナンバー