チューリップ
春を代表する花のひとつ、チューリップ。
「咲いた咲いた、チューリップの花が…」の童謡にあるように、チューリップには『かわいい』というイメージが定着しています。
先日私が実施した花に対する印象調査でも、チューリップというと、ほとんどの方から『かわいい』『愛らしい』といった答えが返ってきました。他の花に対しては人それぞれ持つ印象の違いがありましたが、なぜかチューリップに対する印象だけはほぼ一致しました。
『愛らしくかわいい』チューリップは、そのかわいさゆえ、過去にある大事件を引き起こしています。
一六三七年にオランダで起こった世界最初のバブル経済事件。オスマントルコが輸出したチューリップの球根が人気となって異常な高値がつくも、その後、百分の一以下にまで値が下がり、オランダ全体が大混乱に陥ったのです。
最初にチューリップに心奪われたのはゆとりのある植物愛好家たち。もともと高値で取り引きされましたが、人気に目を付けた投資家が市場に参入していきました。やがて、短期間で莫大な富を得られるという噂を聞いた一般市民も市場に参入し、転売によって利益を得る人々が続出しました。

しかし、突然暴落が起こりました。価格が下がったというよりも、買い手がまったく見つからない状態だったそうです。
その愛らしさからオスマントルコを魅了し、オランダではバブルを引き起こし、ここ日本でも童謡になるくらい魅力的な花、チューリップ。現在では約三千もの品種を誇ります。
人間は幾つになっても必ず、心のどこかに少年少女のようなかわいらしさを持ち続けていると、私は思っています。
春、新しい環境で自分自身のかわいらしさをアピールできるよう、チューリップからパワーを貰ってみてはいかがでしょう。ご家庭にあるサラダボウルやスープ皿に水を張り、のびのびと生けてみてください。チューリップはぐんぐんと背を伸ばし、皆さんにパワーを与えてくれるはずです。








